セブン&アイ最高益、イオンは減益 決算で明暗分かれる、何が理由か

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

今季はともに増収増益見込む

   次の1年はどうなるのか。イオンは営業収益9.5%増の7兆円、営業利益16.7%増~22.5%増の2000億円~2100億円、純利益は5.3%増の480億円と増収増益を見込む。「アジア」「都市」「シニア」「デジタル」の4分野に経営資源を集中し、ニーズに合った商品開発に取り組むことで増益を確保する方針だ。

   一方、セブン&アイは営業収益8.8%増の6兆1300億円、営業利益は4.8%増の3560億円、純利益は4.7%増の1840億円とこちらも増収増益を予想している。セブン-イレブンは過去最高となる1600店出店するほか、利益率の高いプライベート・ブランド(PB)の開発・販売を強化。リアル店舗とネットとの融合も推進するとしている。

   4月に消費税率が5%から8%に上がり、消費動向が例年以上に読みにくいのが今期の特徴。日本の消費市場をリードしてきた2強が思惑通りの業績を残すことができるのか、注目される。

1 2
姉妹サイト