こまやかな日本の菓子が海外で絶賛 「猫ケーキ」、かわいすぎて「食べられない」

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   日本の菓子は、細やかなつくりや美しい見栄えで海外での評価も高い。和菓子だけでなく、ケーキをはじめ洋菓子も日本風デザインが人気だ。

   最近、手製のケーキやドーナツに「お菓子の猫」を乗せた写真を公開した日本人女性のブログに注目が集まった。交流サイト(SNS)や動画投稿サイトで、「かわいい日本のお菓子」を紹介する外国人もいる。

「日本のロールケーキ」の写真ばかりを集めたページも

海外で話題のかわいらしい「猫ケーキ」(写真提供:キャロラインさん)
海外で話題のかわいらしい「猫ケーキ」(写真提供:キャロラインさん)

   話題のブログは「キャロライン」さんと名乗る主婦が書いている。米ハフィントンポストが2014年4月3日付の記事で、ブログに掲載された「猫ケーキ」の写真の数々を取り上げた。

   ホットケーキの上に集うお菓子の猫たち。ていねいに「足跡」まで付けられている。別の写真では、ドーナツの穴の中から顔を出す猫や、ドーナツをまるでクッションのようにして仰向けに寝そべる猫など、種類や格好、表情がとにかく豊かだ。どら焼きの間に挟まった寝顔の猫も愛くるしい。

   こうした「猫菓子」を、キャロラインさんは「猫の日」とされる2月22日になると毎年披露している。猫は「練りきり」と呼ばれる生菓子だ。白あんと求肥(ぎゅうひ)でつくられており、食べることができる。

   記事には、読者たちからの称賛コメントが並んだ。「なんて素敵なの、全部欲しい」「ドーナツで遊んでいる猫が好き」「これほどかわいいと食べられないから、私、やせられるかも」。なかには「才能にあふれた芸術家の作品」と評価する声もあった。外国人の読者にも、写真を通して十分魅力が伝わったようだ。

   キャロラインさんに話を聞くと、「海外での思わぬ反響に、とにかくびっくりしました。こんなにも温かく評価していただき、ありがたく幸せです」と話した。「猫のお菓子」は娘の「ローラ」さんが主につくっている。家で猫を飼っており、その表情や仕草をデフォルメしつつ、猫らしさを失わないように工夫しているという。母と娘で一緒に菓子づくりを楽しんでいるが、最近になって突然海外からメールが届いたりツイッターで話題になったりしているのを知ったそうだ。

   日本の和・洋菓子ファンは海外にも少なくない。写真共有型SNS「ピンタレスト」には、日本の菓子の写真で彩られた「アルバムページ」がいくつもつくられていた。カタール・ドーハに住むあるユーザーは「日本のロールケーキ」の写真ばかりを集めたページを公開。キリンの体の模様をかたどったデザインや、ケーキを切るとパンダの顔が現れるような工夫をしたものなど、多彩なロールケーキが登場している。抹茶をモチーフにした生菓子の写真を多数載せているのは、フランス在住のユーザーだ。ケーキやソフトクリーム、ミルフィーユ、もなかと各画像からは抹茶の鮮やかな緑色が目に飛び込んでくる。

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