「ソフィーの世界」などの翻訳で知られるドイツ文学翻訳家の池田香代子さんが2014年4月15日、「あ べ し ね」という安倍晋三首相を批判するツイートを投稿した。
該当ツイートを削除した後も「くたばっちまえ アーベ」と投稿するなど、全く「ぶれない」姿勢を貫いている。平和運動家としても活動している池田さんの過激な発言には驚きの声が上がり、ツイッターには批判的な意見も数多く寄せられている。
フォロワーから驚かれても「平常運転です」
池田さんは15日夜、「あ べ し ね」との4文字を投稿した。すぐにフォロワーから「い、池田さんッ…!」「池田さんらしくない」「乗っ取られているのかな?と思いました」などとコメントが寄せられたが、池田さんは「はい、なんでしょう?」「私が怒りに乗っ取られてます。で、平常運転です」などと全く動じない。
つぶやいた理由については、「『安倍死ね』と言う人とお友達だなんて、如何なものか、と言われたので、『違います、ほんとは私が言うんです』と、まんまと挑発に乗って言ってしまった」と説明した。事前に誰かとのやりとりがあったようだ。もちろん、ここで言う安倍とは安倍首相のことで、全国のあべさんに言っているのか、という質問には「こんな事言われるのにふさわしいあべさんだけに言ってます」と答えた。
ツイートは時間とともに波紋を広げ、池田さんのアカウントには「これはアウトでしょう・・・」「『死ね!』っていうのは一番短いヘイトスピーチ。その言葉を使ったことであなたは安倍と同類」「『平然と人にしねというような人権軽視のクズに講演なんてさせるな』って主催者に抗議しないといけませんね」「池田さん、語るに落ちましたね。あなたを心から軽蔑します。最低です」などの批判的なコメントが相次ぎ、炎上状態になった。