改編期の7月には、レギュラー陣を変えてくる?
もっとも、番組が今後テコ入れを図ることも考えられるだけに、「まあ今は生みの苦しみの状態だわな」などと好意的に見る向きもあった。音楽プロデューサーのつんく♂ ?さんは、ツイッターで2014年 4月11日、バイキングの不評ぶりについて、「『笑ってる場合ですよ』も苦労したしね。そのうち安定するように思うけどね」とつぶやいていた。
事情に詳しい芸能関係者は、両番組とも、改編期に当たる7月には、レギュラー陣を変えてくるのではないかとみる。
「現在は、人気があり数字の取れるゲストを必死にブッキングしていると聞いています。司会者は変えられないでしょうが、ゴールデンウィーク明けから、テコ入れに動くでしょう。いずれの番組とも、半年は続けると思いますね。もし打ち切るとすると、秋になるのではないですか」
なぜ低視聴率にあえいでいるかについては、こう話す。
「テレビ局はこれまで、企画の内容ではなく、タレントに頼ってきました。しかし、予算をカットし、タモリさんらメインもいなくなってしまいました。そんな今では、数字が落ちるのは、いわば当たり前です。スタジオと外をつないで生中継するなど、思い切って曜日ごとにまるで違うことをしないとダメでしょうね」
起用したタレントにも、難点があるという。
「国分さんは、人の顔色をうかがい過ぎており、40代の主婦らの人気がそれほどありませんね。フジのバイキングも、気の利いたことをしゃべれないビッグダディをなぜ使ったのか、といった疑問が残ります」
TBSやフジが他のキー局との視聴率競争で遅れを取っていることについては、「もっと外部からの血を入れないといけないでしょうね。このままではクリエイティブ力が欠けていると言わざるをえません」と指摘している。