座礁前にバランス崩してジグザグ航行
複数の韓国メディアによると、韓国の海洋警察が乗組員から聞き取り調査を行ったところ、急に針路を変更した際にバランスを崩したことが事故につながったとみているようだ。
セウォル号は車両180台とコンテナ貨物1157トンを乗せていたが、急旋回の結果、これらが数秒のうちに片方に偏ってバランスを崩し、進行方向をコントロールできなくなっていた可能性があるというのだ。
乗客の証言によると、セウォル号は座礁する直前にジグザグに航行していたという。
船がバランスを崩した原因のひとつとして、リニューアル工事が与えた影響が検証されることになりそうだ。
セウォル号をめぐっては、「ドン」いう音がしてから沈没する約2時間あったにもかかわらず、それまでに乗客を脱出させられなかったことに批判が集まっている。船長が乗客を置き去りにして早い段階で脱出したことにも非難が集まっており、海洋警察は船長を業務上過失致死の容疑で取り調べている。