東京メトロは2014年4月16日、男性社員(25)が地下鉄丸ノ内線四ツ谷駅などの改札窓口で預かった乗客のIC乗車券をチャージ残高が少ない自分のものとすり替え、計6009円を着服したと発表した。
男性社員は3月27日、四ツ谷駅で誤って下車した乗客から残額1310円のIC乗車券を預かり、処理する際に自身が所持していた残高数百円のものとすり替えた。さらに4月8日には、四谷三丁目駅で乗客から預かった残高4699円のIC乗車券を残高970円の自身のものとすり替えた。乗客が残額に少ないことに気づき、15日に同社に相談して発覚した。
男性社員は着服を認め、残高は物販の購入等にあてたと話している。また、男性社員は通勤定期券を購入せずにICカード乗車券で通勤し、勤務改札窓口で乗車記録を取り消す不正を繰り返し、計3000円分の無賃乗車をしていた。
東京メトロでは「社内規定に則り厳正に処分する」としている。