「非常に豊かな発想力があり、『これは』と思った時に集中力が高い」
小保方氏本人についても多くやりとりがあった。科学者としての資質については、
「非常に豊かな発想力」があり、「『これは』と思った時に集中力が高い」
と評価し、こういった面が理研への採用につながったと説明する半面、
「未熟という言葉は多用したくないが、非常に早い段階で科学者として身につけておくべき事が身についてないところが、発表後に多々明らかになった」
とも指摘。小保方氏の記者会見については、
「率直に心が痛んだ。やはり、ああいった場面に出ないといけないことになったそもそもの原因は、この論文に不備・過誤があったこと。それを見抜き、防止できなかったシニアな共著者、アドバイザーとしての非常に責任を強く感じる」
と改めて陳謝。また、小保方氏の会見での発言については、普段と比べても大きくはぶれていないとの見方を示し、
「彼女の発言自体は表情とか状況は非常に緊張していたが、言っていた内容は、普段私が聞いていた内容と差が無く、率直な思いを言っていたのだと思う」
と語った。