富士重工、自動ブレーキ車の発売延期 生産追いつかず

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   富士重工業は、新型車「レヴォーグ」の発売を2014年6月20日に延期する。4月15日に発表した。当初の計画では、性能を高めた独自開発の自動ブレーキ「アイサイト」を搭載し、消費増税後の目玉商品として5~6月に売り出す予定だった。延期は、性能を高めた自動ブレーキの生産が間に合わないため。

   「レヴォーグ」(266万7600円~)の予約でアイサイトの搭載率は9割を超えている。自動ブレーキに使うカメラなどの調達が間に合わず、「量産体制に万全を期すために発売の延期を決めた」と説明している。

   オプションの価格は10万円(税別)。刷新後はカメラの視野を4割広げたほか、従来は時速約30キロメートルだった対応速度を約50キロメートルに高めた。カラーで画像を認識できるようになり、先行車のブレーキランプの点灯などが確認しやすくなるという。

   自動ブレーキは消費者のクルマ選びの新しいポイントとして関心が高まっている。

   「アイサイト」は国内で自動ブレーキの先駆け。カメラを使い前方の危険物を認識すると自動でブレーキがかかる。国内で販売する「スバル」ブランドの購入者のうち8割が搭載している。

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