STAP細胞論文を書いた小保方晴子氏(30)に対し、外部の研究者からヘッドハンティングが相次いでいると、代理人の弁護士が明かしたと報じられた。しかし、オファーを示す動きはまだ確認されておらず、そう言い切れるのかと疑問も出ている。
「うちで研究をやらないか」「僕でよかったら力になります」。マスコミ報道によると、こうした研究オファーは、小保方晴子氏が2014年4月9日に会見して以降、いくつか届くようになった。
科学者のほか、別ジャンルの学者もいた?
弁護士の元には、14日までにメールが約100件、手紙も約30通が届いており、その中にオファーが含まれていたらしい。科学者のほか、別ジャンルの学者もいて、研究資金や設備などを提供したいと言ってきているという。
オファー内容について、ネット上では、様々な憶測が出ている。
その1つが、再生医療に関わる製薬会社や、広告塔として期待できる健康食品メーカーといったところではないかというものだ。また、宗教関係からも声がかかっている可能性も指摘された。
一方、日本ではなく、海外の研究者らではないかという声もあった。オファーについては、「高値で売り抜けるのは賢い選択だと思う」と好意的な声もあったが、「まともなところから話が来るとも思えないけど…」と冷ややかに見る向きが多かった。
さらに、「理研に雇用継続を促そうとするフェイクじゃないの?って邪推してしまう」などと、情報操作を疑う声まで出た。
実際のところ、外部の研究者らは小保方氏をどう見ているのだろうか。
フジテレビ系ワイドショー「Mr.サンデー」は14日、中国・香港の名門、香港中文大学の李嘉豪教授が、小保方氏にある呼びかけをしたことを紹介した。
番組によると、李教授は、小保方晴子氏が学んだ米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が公開した手法を応用して、STAP細胞づくりに取り組んでいる。実験をするうちに、細胞に意外な変化が現れたことを突き止め、目覚ましい成果を挙げたという。