リクルート住まいカンパニーが運営する不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」の公式アカウントが2014年4月15日、ツイッターでの不適切な表現を謝罪している。
具体的な表現部分には触れていないが、「社畜」と言う言葉を含んだ前日のツイートが削除されている。
「好き好んで残業してるとでも思ってんのか?」と怒りの声も
ツイッターアカウントは、公式キャラの「スーモ」が「日常体験したことや感じたこと」をつぶやくアカウントとして運営されている。「スーモ」といえば、ふわふわしたマリモのような見た目がかわいい、テレビCM でもおなじみの人気キャラクターだ。ツイッターアカウントのフォロワーは10万人以上。普段はフォロワーと楽しく会話をしていて、マメ知識やためになることをつぶやくこともよくあるようだ。
そうした中、「スーモ」は4月14日に下記のツイートを投稿した。
「社畜さんいわく 残業のことを『二次会』って言うんだって♪ そう言うとなんかすごく楽しそうな感じがするねっ 二次会がんばって!ぼくはもう寝るよ~ おやスーモ♪」
スーモ自身は「無職」の設定で知られるが、ツイートは22時40分に投稿されたものとあり、「中の人」は遅くまで仕事をしていたことが分かる。そのため自虐ネタとも受け取れるが、ネット上では「スーモの公式がひどい」「スーモ社畜ディスってね?」「こんなこと言って大丈夫なのか?」などと戸惑いの声が相次ぎ、拡散されて注目を集めた。スーモアカウントに向けて、「好き好んで残業してるとでも思ってんのか? 誰だってさっさと帰りてーに決まってんだろ。マリモみてーな皮被ってりゃ何言ってもジョーク扱いされて許されるとでも思ってるのか?」などと怒りの返信を送る人もいた。
こうした反響を受けてか、スーモ編集部は該当ツイートを削除し、「スーモ公式Twitterをご覧の皆様へ」として、「2014/4/14(月)の 投稿内容の不適切な表現により、ご不快な思いをおかけいたしました。 大変申し訳ございません。 謹んでお詫び申し上げます。 今後このようなことがないよう 誠心誠意努力をしてまいります」と15日にツイートした。
とはいえ、ネット上では「スーモに怒る人ってなんなんだろう」「これのどこが不適切?? こういう現状を放置してる組織が糞なんだろが」などと同情の声も出ている。