オバマではなく駅の利用者をテロから守る
コインロッカーの管理会社に話を聞いてみると、使用中止にするのは警視庁から「オバマ大統領の来日に際し、テロの危険を避けるため」といった内容の要請があったためだと明かした。オバマ大統領が電車で移動をして、コインロッカーを使うかどうかは分からないが、テロリストは直接オバマ大統領を狙うということだけではなく、オバマ大統領から離れた場所で騒ぎを起こす危険もある。コインロッカーは鍵を閉めてしまえば中に何が入っているかはわからなくなってしまうため、テロ目的の危険物を入れさせないために使用中止になるのだと管理会社は説明した。つまり、オバマ大統領の身を守るというよりも、駅を利用する人たちをテロから守るという意味合いなのだそうだ。
警視庁のホームページには、「『国賓』オバマ大統領来日」というページが設けられ、国民と事業者に対し「官民一体となって東京をテロから守りましょう」と協力を呼びかけている。4月23日から25日にかけては交通規制や検問を実施する。また、不審物がないかの注意を払い、もし爆発物の疑いがあった場合は「さわるな、ふむな、けとばすなを厳守し、触ったり動かしたり、無理な確認をしない」と注意をしている。