北朝鮮人事で毎日新聞に誤報疑惑 処刑と報じた「リ・スヨン」氏が外相に就任

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現時点ではウェブサイトに記事掲載されたまま

   この記事からは、処刑された人物と外相に就任した人物が同様の経歴をたどっていることがわかる。だが、毎日新聞社の社長室広報担当者は4月14日、

「朝鮮中央通信による4月9日の発表は『リスヨン』氏が外相に就任したというだけで、経歴には触れず、顔写真も公表していません。現段階では、外相に就任した『リスヨン』氏が、かつてスイス大使を務めたリスヨン氏と同一人物かどうかの確認はできていません。今後も確認作業を続けます」

とコメントを寄せ、同一人物かどうかの確認はできていないとした。現時点では誤報だと認めておらず、ウェブサイトにも記事は掲載されたままだが、確認作業の結果によっては記事の訂正に含みを持たせた形だ。

   誤報の可能性をいち早くブログで指摘していたコリアレポートの辺真一(ピョン・ジンイル)さんは、

「北朝鮮に687人いる代議員(国会議員)に『リ・スヨン』という名前の人物は1人しかいない。代議員でなければ外相にはなれない」

と話す。スイス大使を務めるほどの人物であれば代議員に就任しているはずで、仮にスイス大使を務めた人物と新外相が別人だとすれば、かつては代議員の中に「リ・スヨン」が2人いたことになる。だが、実際はそうではないことから、毎日新聞の説明には納得していない様子だ。

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