春の大雨で川の水位は台風並みに【福島・いわき発】

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   チリの巨大地震の影響で4月3日未明、津波注意報が発令された。NHKが通常番組を津波報道の特番に切り替えた。テレビをかけながら、遅れに遅れた仕事をしていると、雨が縁側のスレート屋根をたたきはじめた。夜には雨脚が強まった。目が覚めても雨が降っていた。


   4日、朝。ツイッターで夏井川の増水を知る。水位は台風並みだ。大雨だったらしい。いわき市水防本部のまとめによると、夏井川流域では、3日の降りはじめから4日午後4時までの総雨量が、平地の平で126.5ミリ、山地の川前で133.5ミリ、その中間の小川で162.5ミリだった。平はこのあと、4日夕方に雷雨に襲われた。


   夏井川渓谷は小川にある。とはいえ、川前に近い山峡だ。4日、始発から運休していたJR磐越東線が、午前11時前には再開した。県道も通行止めにはならなかった。


   実は、大雨になる前日(4月2日)の午後、春の花の様子を見に溪谷の隠居(無量庵)へ出かけた。アカヤシオ(イワツツジ)が咲きだしていた。



   いわき市原子力災害対策課から封書が届いていた。除染が完了し、事後モニタリングの結果がまとまった(=写真)。結果配付まで時間がかかったことをおわびする――とあった。


   除染によって、敷地内の空間線量率の平均値(0.24マイクロシーベルト/時)が、環境省が定める長期的な目標値である0.23未満(0.17)になった。


   それはいいのだが、はぎとった表土の代わりに投入された山砂がまだ固まりきっていない。庭が少し斜めになっているせいか、あちこちに"雨の道"ができている。この大雨でまた少し山砂が流されたことだろう。


   以前は庭に埋まっていた井戸のモーター用の電線ケーブルが一部むき出しになっている。この電線ケーブルも雨にたたかれて、さらにむき出しになっているにちがいない。あした(4月6日)また、アカヤシオの花見を兼ねて庭の様子を見に行かないと――。

(タカじい)



タカじい
「出身は阿武隈高地、入身はいわき市」と思い定めているジャーナリスト。 ケツメイシの「ドライブ」と焼酎の「田苑」を愛し、江戸時代後期の俳諧研究と地ネギ(三春ネギ)のルーツ調べが趣味の団塊男です。週末には夏井川渓谷で家庭菜園と山菜・キノコ採りを楽しんでいます。
■ブログ http://iwakiland.blogspot.com/

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