広がる「3Dプリンター」の活用 思い出フィギュア、お菓子、人工骨…

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0.1ミリ単位で作れる人工骨

   フィギュア以外にも使い道は広がり、お菓子作りに利用できる「シェフジェット」が2014年中に発売予定だ。米3D Systemsが開発しているもので、砂糖やチョコレートを原料に菓子を出力する。業務用だけでなく家庭用としても販売されるという。

   医療分野でも研究が進んでいる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などのチームは4月7日、3Dプリンターで成形するカスタムメイド人工骨を開発したと発表した。医薬品医療機器総合機構(PMDA)に薬事承認を申請済みで、2015年に実用化の予定としている。

   これまで骨の欠損を治療するには自分の骨の一部を摘出するなどの方法があったが、手術時間が長く合併症が多くなるといった問題があった。カスタムメイド人工骨は一人一人に合わせた骨内部構造の設計や、0.1ミリ単位の形状再現が可能で、自骨への癒合も早いのが特徴だ。時間の経過とともに白骨に置き換わる。

   ツイッターでも期待が高まり、

「実用化されて、娘の治療に使えるようになるといいのですが」「歯医者さんに3Dプリンタが置かれたりするようになるのかな~」

などの書き込みがされている。

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