日本医師会は2014年4月9日、政府の規制改革会議が導入を求めている、保険診療と保険外診療の併用を認める「選択療養制度(仮称)」について反対を表明した。
規制改革会議の案は、一部の先進医療を除き原則禁止されている「混合診療」の拡大案で、保険診療と併用する保険外診療を、患者が医師との合意のもとで個別に選べるようにするものだ。これに対し、日本医師会は「安全性・有効性を確保する仕組みが不明確」だとし、「到底容認できない」とした。また、健康保険組合連合会、国民健康保険中央会などの団体も9日までに反対を表明している。