理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の記者会見から一夜明けた2014年4月10日、テレビや新聞は小保方氏の話題で持ちきりとなった。
各メディアが注目したのは、小保方氏の口から語られた内容だけではない。会見時の「ファッション」や「メーク」に焦点をあてた報道も複数あった。
服装は「彼氏のお母様に初めて会う日」にぴったり
中でも解説に力を入れていたのが、10日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)だ。ファッション、表情、危機管理の観点からプロフェッショナル3人が会見を分析するというコーナーで、ファッションジャーナリストの日置千弓氏に小保方氏のファッションやメークについて聞いていた。
会見時の小保方氏は、膝丈の紺色ワンピースにパールのネックレスという、クラシカルなスタイルだった。日置氏は「非常にフェミニンで驚きました」と第一印象を語り、「彼氏のお母様に初めて会いに行く時の服装にぴったりですよね。可愛らしくていいお嬢さんだなと、誰もが思うような感じ」と評した。ワンピースは1月の会見時に付けていた指輪と同じ、小保方氏お気に入りの英ブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のもので、母親が用意した数着の中から弁護士と一緒に選んだのだという。これについては「クラシックの底にパンクのスピリットを持っているヴィヴィアンを選ぶ、個性的な発想がある」「常に自分を貫ける、すごく強い女性」とした。
分析は、メークや美容師に頼んだというヘアセットにも及んだ。日置氏は全体的に色が抑えられ、チーク(頬紅)が薄塗りになったことや、まつ毛のカールが控えめになったことなどを指摘。また、後頭部のふくらみを抑えたヘアセットについては「清楚で爽やかな感じを目指したのかなと思います」と述べた。