「尖閣諸島」めぐり火花 米国「日本守る」VS中国「武力使う用意ある」

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「武力で他国の主権と領土を脅かしたのは米国だ」

   米ヘーゲル国防長官の日本での発言を受けて、中国側の反発はすでに高まっていたようだ。

   「ヘーゲル発言」を取り上げた「人民日報」(2014年4月7日付海外版)は、「武力で他国の主権と領土を脅かし、侵犯したのは中国でなく米国だ」と、2003年の米国によるイラク侵攻を例にあげた。

   共同通信によると、中国外務省の洪磊副報道局長は8日の記者会見で、「中国は他国の主権や領土保全を決して侵害しない」と反発。中国が近隣国との友好関係を重視しているとしたうえで「中国の主権と領土保全を侵すいかなる国も決して許さない」とも強調した。

   また、常国防相とともにヘーゲル国防長官と会談した范長竜・中国共産党中央軍事委員会副主席も「私を含め中国人民全員が不満を持っている」と言ったと、香港メディアが伝えている。

   そうしたなか、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域では相変わらず、中国海警局の船が繰り返し航行している。3月22日からは16日連続。同29日には一時領海に侵入した。4月6日にも、3隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認している。

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