お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さん(36)といえば、その言動がたびたび「ネット炎上」のネタになってしまう芸人だが、そんな山里さんに「共演NG」と言われるほど強烈なキャラクターの女性がいる。
中島彩さん(26)といい、東海テレビ放送を退社後フリーになったアナウンサーだ。山里さんが彼女を気に入らない理由とは?
山里が関わるメディアに「仕事させてください」と手紙送りつけ
2人の出会いは、2013年3月放送の「オールスター感謝祭'13春」(TBS系)までさかのぼる。ゲストの中から「激辛カレーを食べる」役が募られ、全身ピンクという奇抜な出で立ちで出演した中島さんが立候補した。
同じくゲストで出演していた山里さんが、13年4月4日放送のラジオ番組「JUNK 山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ系)でその収録を振り返り、中島さんが微妙なリアクションでスタジオを不穏な空気にし、司会の今田耕司さんのツッコミで何とか助かった、と語っていた。
この放送を聞いていた中島さんが、4月17日放送回のラジオを収録中の山里さんの自宅に乱入し、「よければ私を番組アシスタントに」と猛アピールした。さらに激辛カレーを食べて吹き出し、山里さん宅にシミを残して帰っていくという破天荒さで、山里さんは「これ以降、あの方とは関わりません」と明言していた。
しかし不幸なことに、中島さんがバラエティー番組「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に「山里さんと対面したい」と要求する手紙を送りつけ、これが採用されてしまい、2人は11月7日放送の「アウト~」で再び相まみえた。山里さんはこれまでの中島さんの仕事ぶりなどについて厳しく説教したが、中島さんは「山里さんの番組のアシスタントになりたい」と全くめげなかった。
11月13日放送の「不毛な議論」では、「アウト~」でやはり中島さんが苦手だと実感したという話に加え、中島さんが山里さんに関わるメディアに「実は山里さんと仲がいいので、それをネタに仕事させてください」というような手紙を送っていることを知り、「困ってます」「本当の(共演)NGです」と言い放っていた。
墨汁のような涙を流し「嫌わないで下さい」と懇願
もう関わらないはずだった2人が、またしてもテレビで共演する羽目になってしまった。再会の場はやはり「アウト×デラックス」(14年4月3日放送)だった。
「過去アウト~に出演した『アウトな人』が再び登場」という企画で山里さんの目の前に姿を現した中島さんは、山里さんの出身地・千葉県で撮影した写真集を発売したので、「第2弾は山里さんプロデュースで」と要求した。
終始険しい表情を見せる山里さんは「何が嫌なの?」と聞かれ、「野心が悪い方にこじらせてて、人を使って何とか売れようとしてるんですよ!」と答えた。中島さんはすぐさま「それは違います!」と反論したが、「違くないから言ってんの!」と言い返した。
その後「俺のレギュラー番組のスタッフに『山里さんとプロレス(編注:けんかをネタにしたバラエティー)できますから』って言って仕事取ろうとしたろ!」「週プレ(週刊プレイボーイ)からも連絡来てんの!」などと容赦なく攻め立てると、急にしおらしくなり「今までのこと許して下さい…」と頭を下げ、何と泣き始めた。
アイメークが落ちて墨汁のような涙を流しながら「遠くで見守らせて下さい」「嫌わないで下さい」と声をつまらせる中島さんに、山里さんは「嫌いなもんか…!」とほだされてしまっていた。
この放送内容をスポーツニッポンが「南キャン山里 天敵と和解!?」という見出しで報じ、Yahoo!ニュースにも取り上げられ話題となった。
これにて一件落着かと思われたが、そう簡単に因縁は断ち切れなかったようだ。4月8日放送のラジオ番組「たまむすび」(TBSラジオ系)で、「アウト~」放送後に女性スタッフから「最近のマスカラであんなに落ちるやつないですよ。あんなの、めっちゃ涙分かりやすいやつ付けてるに決まってるじゃないですか」と忠告され、また怒りがよみがえってしまったらしい。「一時的にも和解となった、このヘッポコな自分が許せない」「消化しきれない」と悔しさをにじませていた。
なお、中島さんは今回の「たまむすび」を聞いて、ツイッターで「マスカラが罠と捉えられるとは…。メイクしたのは私ではないのですが」と反論している。2人の対決はまだまだ尾を引きそうだ。