子供向けサイトで2ちゃんねらーが悪ふざけ 人気部活1位「落語」にヤフーが激怒

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   ヤフーの子ども向けサイト「Yahoo!きっず」の投票コーナーで、2ちゃんねらーが特定の選択肢に大量投票する悪ふざけをしている。加入している部活・クラブを答える投票で、「落語」が1位になるなど滅茶苦茶ぶりが目立つ。

   このため、ヤフーは不正な投票をしないよう呼びかけ、制限を行うことを発表した。

「Yahooキッズで落語一位にして子供なかそうぜw」

「Yahoo!きっずボイス」の投票画面
「Yahoo!きっずボイス」の投票画面

   「Yahoo!きっず」は有害サイトをフィルタリングするなど、小中学生が安全にネットを利用するためのサービスだ。同社の媒体資料によると全国の小学校の約6割が授業で活用している。そのひとつの機能「Yahoo!きっずボイス」はネット上のコミュニケーションの練習場という位置づけで、子どもの考えたことを発表する場となっている。「学校生活」「テレビ・芸能人」などのテーマに分かれ、さまざまな種類のアンケートの投票を受けつけている。

   これに目を付けた2ちゃんねらーが2014年3月31日、「VIP」板に「Yahooきっずの投票でぼっち一位にしてガキなかそうぜwwwwwww」というスレッドを立てた。アンケート「卒業の思い出づくりに、友だちとしたいことは?」の選択肢のひとつである「特に何もしない」への投票を呼びかけ、得票数1位だった「ディズニーランドや遊園地に行く」を抜かすことを目標にした。

「50票投票したったwwwwww」
「ディズニーランドに行けるのは大人のおかげだということを思い知らせてやる」

と盛り上がって、「特に何もしない」に2万430票が入って最終的に1位になり、2位に1万票近くの差をつけた。

   また、オープン2ちゃんねるにも「Yahooキッズで落語一位にして子供なかそうぜwwwwww」というスレッドが立った。やっている部活を答えるアンケートにいたずらの投票が多数入り、落語部が8000票を獲得してぶっちぎりの1位になっている。2位のバドミントン部は約1500票だ。

   コメント欄も荒らされ、

「vipから来ました」
「楽天の田中に憧れて落語同好会に入りました」

などと書き込まれた。

「だれがやったのか特定されてしまいます」

   上記の不正投票を受けてヤフーは、「一部の心ない人たち(子どもかおとなかはわかりません)が、Yahoo!きっずボイスで不正な投票や投稿をくりかえしています」というお知らせを出した。

   正しい使い方を子どもら自身が考えられるように、できるたけ自由に使えるようにしてきたが、「みなさんが危険な目にあったり、イヤな思いをしたりするような、あまりにひどいイタズラはそのままにしておくことはできません」としている。不正な投票や投稿の制限をしていくといい、利用者にはいたずらに関わらないよう呼びかけた。

「ひどいイタズラや、犯罪を行ってしてしまった場合、現実の世界と同じように警察に通報され、だれがやったのか特定されてしまいます。現実世界で、名前や顔を出してできないことは、インターネットの世界でもけっして行ってはいけません」

   ツイッターでは「落語人口多すぎワロタwwww」「電車乗ってるのに笑いそうになったww」などのコメントがある一方で、「流石にやりすぎだろうよこれは」と冷静な意見も出ている。

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