首都圏の私立大学・短期大学に2013年春に入学し、アパートなどに下宿している自宅外通学生への仕送りが、1か月平均で8万9000円だったことが、東京地区私立大学教職員組合連合の調査でわかった。2014年4月4日に発表した。調査がはじまった1986年度以降では、2005年度から9年連続で最低を更新した。
調査は早稲田大、明治大、中央大など首都圏の15私立大・短大の新入生の保護者を対象に13年5~7月に実施した。5048人から回答を得た。このうち自宅外通学は約4割。仕送り額は前年より500円下がった。仕送り額から家賃を引いた生活費は、1日平均937円。2年連続で1000円を切り、過去最高だった90年度(2460円)の半分以下となった。
ただ、この調査は、アルバイト代や奨学金の収入は考慮していない。