保護者よりこどものほうがITリテラシーが総じて高い
こうした状態にネットでは、
「フィルタリングなんて無意味よな。プロクシなりVPNなり回避方法なんて腐るほどあるし」
「そもそも保護者よりこどものほうがITリテラシーが総じて高いのでいたちごっこで負ける」
「中高生くらいの欲望に対する貪欲さを侮ってはいけない。そして技術は必ず破られる。結局こういうのの根本解決は、リテラシー教育しかないと思うのだよね」
といった意見も少なくない。
ただし、上記の方法はキャリア標準の簡易なフィルタリングだけに頼っているときの「抜け道」だ。最近になって携帯キャリアも対策をし始め、プラスアルファとしてフィルタリング専用アプリを提供しているので、保護者が子どものスマホに入れてアクセス制限を強化することもできる。
例えばauは無線LANにも対応したフィルタリングブラウザ「安心アクセス for Android」を公開した。指定したアプリの制限をする機能も搭載し、フィルタリングを避けるブラウザの使用を防げる。ソフトバンクやドコモでも標準のフィルタリングに加えて、同様のアプリを提供している。