真意と異なる受けとめ方に「フラストレーション」
1日のアドバイスとはまるで正反対の内容だ。加えて、ネットの批判を煽るかのように「こういうことを言いたかったのですが、分かってもらえましたでしょうか?エイプリルフールだったので、ちょっと難しかったかな」などと綴る。だが、記事の最終行には「(エイプリルフールがまだ続いています)」との一文がある。今回のアドバイスは、ネットの批判に対する「当てつけ」に見える。
結果的に、この婉曲的な反論は岩瀬社長の評判を落とすこととなってしまった。記事には「すいませんエイプリルフールであったことを加味しても全然面白くありません…」「最高にだせえなこの人」「新入社員が逆に心配してくれそう」「ださすぎる...つまらない外野の批判は看過すればいいものを... ちょっと残念だな..」といった声がいくつも寄せられた。
すると岩瀬社長は4日にブログを更新し、3日のエイプリルフール記事について「書き方に配慮が足りておらず、さまざまな反響を呼び、一部の方に不快な思いをさせてしまったことをお詫びいたします」と謝罪した。
「真意と違った受け止め方をされていることにフラストレーションを感じてしまいました。『それならば』と思い、自分の主張と逆の状況が発生していたらいかにおかしいかということを伝えようと、皮肉めいた内容をブログにしたのが3日の記事でした」
と釈明し、ストレートに意見を伝えるべきだったと反省した。3日の記事はすでに削除している。
とはいえ、当初のアドバイスには「実践したい」という賛同の声もあがっていただけに、今回の騒動については「そんなに謝らなくてもよいと思うけど」「全く違和感なかったです」と、同情的な見方も少なくない。