タレント付け回し、自宅付近で待ち伏せる
毛利氏が言う「ヤラカシ」とは、ジャニーズの「追っかけ」ファンの中でも特にマナーが悪い追っかけを指す。
ジャニーズの追っかけには、タレントを駅で待ってはいけない、同じ電車に乗ってはいけない、タクシーで追いかけてはいけない、22時以降は追っかけをしてはいけないなど、実は細かい暗黙のルールがあるのだが、ヤラカシはこうした時間や場所を守らず、仕事を終えたタレントを付け回したり、早朝や深夜に自宅付近で待ち伏せしたりと、追っかけというよりは「ストーカー」に近い。
09年6月には、当時14歳のジャニーズのタレントに「ヤラカシ」の17歳少年が執拗に付きまとい、携帯電話を奪って逃げ逮捕されたという事件があった。
今回の被害女性がジャニーズ側から「ヤラカシ」とされていることで、ネット上では、ジャニーズファンから「ヤラカシに付きまとわれたらそりゃ、殴りたくもなるよ」「照くんはどう考えても悪くないじゃん!」「照苦しめるやつ、許さん」など、岩本さんに同情する書き込みが寄せられている。
とはいえ、骨折させるほどの暴力をふるうことは許されざる行為だ。「他の対処法があったでしょ。それなりの処分は受けるべきだと思う」「手をだしてしまうのは、やっぱり意識が低かった証拠だと思う」など、岩本さんを叱責する声も上がった。
なお、岩本さんは14年4月7日から新橋演舞場(東京・中央区)で上演される、滝沢秀明さんが主演、演出を務める舞台「滝沢歌舞伎2014」に出演する予定だ。