「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ「乃木坂46」が、ご本尊のAKBを本当に倒す日が近付いているかもしれない。
新曲「気づいたら片想い」の初日売り上げ枚数が、AKB姉妹グループのSKE48、NMB48の新曲の初日売り上げ枚数をついに抜き去ったのだ。ファンは「乃木坂の時代が来た!」と大喜びしている。
初日で38.7万枚売り上げ、自己最高を更新
「気づいたら片想い」は2014年4月2日発売で、前日の1日から流通していた。
初日の売り上げ枚数は38.7万枚で、4月1日付のオリコンシングルデイリーランキングで初登場1位を獲得。13年11月発売の前作「バレッタ」の初日34.7万枚を4万枚も上回り、グループ最高記録を更新した。
乃木坂は12年2月のデビュー以降、いわゆる「48グループ」には売り上げで差を付けられてきた。デビュー曲「ぐるぐるカーテン」は初日8.5万枚で、同時期に発売されたAKB48の「GIVE ME FIVE!」の96.7万枚、SKE48の「片想いFinally」の28.5万枚、NMB48の「純情U-19」の28万枚と比べると寂しい数字だった。13年3月には5枚目のシングル「君の名は希望」を発売したが、同時期発売のHKT48のデビューシングル「スキ!スキ!スキップ」の初日売り上げ枚数にも1000枚ほど足りなかった。
「ガールズルール」から売り上げが激増した
そんな乃木坂が売り上げ枚数をぐっと伸ばしたのが、13年7月発売の6枚目のシングル「ガールズルール」からだ。初日売り上げは28.6万枚で、「君の名は~」を8万枚以上も上回った。1年半近く生駒里奈さん(18)の定位置となっていたグループのセンターが、この曲で白石麻衣さん(21)に突然変わってしまったという話題性などでグループの知名度が一気に上昇し、売り上げに影響したとみられる。
13年11月発売の次作「バレッタ」も初日34.7万枚と売り上げを伸ばし、NMBの13年10月発売のシングル「カモネギックス」の初日売り上げを8万枚近く上回り、ついに「先輩の48グループ」を抜いた。
そして今回の「気づいたら片想い」が、SKEが14年3月に発売した「未来とは?」の27.4万枚、NMBが14年3月に発売した「高嶺の林檎」の36.9万枚を上回った。「上にはもうAKBしかいない」という状況になったのだ。
この結果に乃木坂ファンは大喜び。ネット上では、「乃木坂大勝利!」「乃木坂の時代来たる」「この調子でどんどん売り上げを伸ばしていくぞ!」などと書き込まれ、盛り上がっている。