楽天市場から「鯨肉」が消える 国際司法裁判所の判決受けた自主措置にネットで批判の声も

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「日本企業とは思えない」「世界を相手にするなら同じ対応」

   4万店舗以上が出店する巨大ネットモールの「全面禁止」とあれば、当然、影響力は大きい。そのため、インターネット上では「あまりに稚拙な判断」「楽天は日本の文化を捨てた、日本企業とは思えない行動」「南極海の捕鯨禁止と近海を含めた全ての鯨肉の販売自粛は全くつながらない」「さすが社内は英語の企業は英米基準だね」と批判的な声が数多く投稿されている。

   一方、出店者からは楽天に理解を示す声も出ている。楽天市場店の閉店を決定した長崎県のある鯨肉加工メーカーは、ツイッターで「楽天市場は、鯨の食文化を否定したわけではないと私は思ってます。ただ鯨の食文化を守るより、守るものが他にたくさんあるからです。これは楽天市場に限らず、世界を相手にする大企業は、どこも同じ対応です」(店長のアカウント)とつぶやいている。

   楽天市場で「鯨肉」と調べると、4月3日時点で2700点以上の商品が出てくるが、楽天側では全面禁止によって影響を受ける店舗数については把握していないという。現在は「影響の大きい店舗を対象に、順次電話をかけて調整を図っている」そうだ。

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