2013年の年末のボーナスが、5年ぶりに増えた。厚生労働省が2014年4月1日に発表した毎月勤労統計調査(従業員5人以上)によると、13年の年末のボーナス(13年11月~14年1月)は前年比0.3%増の36万6865円で、年末賞与としては5年ぶりにプラスに転じた。景気回復を背景に製造業や金融・保険業、建設業など幅広い業種で企業業績が控除したことが、ボーナスの増加につながった。
産業別では、建設業が8.7%増の35万6130円、金融・保険業は8.2%増の63万8645円、製造業は2.5%増の47万6860円だった。
また、同日発表した2月の平均の現金給与総額(従業員1人あたり)は、前年同月に比べて横ばいの26万2308円だった。ただ、基本給や家族手当などの所定内給与は、0.3%減の24万97円と、21か月連続で減った。