理研「論文不正」断定するも、小保方氏「承服できない」 STAP細胞、「再現」の結論が出るのは1年後

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小保方氏が出てこないのは「安全性が担保できる条件下」ではないから

   この反論について、野依良治理事長は

「彼女はSTAP細胞の存在を信じているわけですから、思い入れがあるでしょうから、こういう言い方をされているのだろうと思う。研究者が色々なことに思い入れをもってやるのは当然のことだろうと思う。ただ、それと調査委員会の結果と整合するのかしないのかはわからない」

と述べるにとどめ、不正が疑われる内容には深く踏み込まなかった。

   また、小保方氏本人が会見に出席して説明することはなかった。この点について、川合氏は

「素人の若い女性にとってみると、報道によって、かなり尋常ではない状況に入っていたことも事実。心身ともに疲れ果てているのが現状。理研の職員の安全を確保するという責務もあり、そこをきちんと勘案したうえで、安全性が担保できる条件下でなければ出ていただくことが難しいと考えている。一方、会見をする・しないは本人の意思なので、『ぜひしたい』ということであれば安全が確保した上で協力したい。今日出てきていないのは、体の状況が大変大きく影響している。報告を昨日渡したばかりなので、しっかり読んで考える時間も必要」

と述べ、現時点では小保方氏の安全が確保できないことを理由に挙げた。

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