人気フリーアナウンサーの夏目三久さん(29)と明治大学教授の齋藤孝さん(53)が司会を務めるTBS系の新情報番組「あさチャン!」(5時30分~8時)が2014年3月31日にスタートした。
前番組の「朝ズバッ!」から9年ぶりの改編とあり、発表時から期待が高まっていたが、いざ始まってみると視聴者の反応は厳しいものが少なくない。特に「朝ズバッ!」に慣れ親しんだ人たちからの不満がインターネット上に数多く書き込まれている。
7時台に「EXILE」「テゴマス」ネタ紹介
「あさチャン!」のコンセプトは、朝の食卓に会話の花が咲くような「家族がつながる情報番組」。日々のニュースはもちろん、スポーツやエンターテインメントなど、さまざまな情報を扱う。夏目さんが番組全体の進行をメーンに担当し、レギュラー番組の司会初挑戦となる齋藤さんは、視聴者目線に立って分かりやすく情報を伝える役回りだ。2人の脇を「朝ズバッ!」出身の井上貴博さんなど4人のアナウンサーが固める。
主要時間帯となる6時~8時のコーナーのうちメーンとなるのが、その日その日の関心事を伝える「あさカツ!チョイス」のようだ。初回(7時から約45分間放送)では、消費税8%の影響、沖ノ鳥島の事故、日朝協議といった時事ニュースだけでなく、新DVDを発売する「EXILE」へのインタビューや「テゴマス」全国ツアーの様子、米倉涼子さんの美エピソードなど、エンタメ情報もふんだんに盛り込まれていた。さらに現役引退を表明した鈴木明子さんの生出演もあった。
「朝ズバッ!」の同時間帯では、時事中心の注目ニュースをコメンテーターとともに紹介する「8時またぎ」(7時25分頃~)が放送されていたため、初回を見る限り、扱うテーマはかなり異なるように思われる。
また、「あさカツ!チョイス」以外の時間には、エンタメやスポーツを扱う定番コーナーに加え、いくつかのユニークなコーナーもあった。さまざまな分野のベストチョイスを紹介する「LIFEベスト」では、お花見シーズンにあわせ「本当においしいお花見弁当」ベスト5を特集。朝を活発に生きる人や企業に迫る「あさカツ!」では、 MoMA(ニューヨーク近代美術館)とのコラボが話題のユニクロ旗艦店の朝に密着していた。