「羽田国際線が大増便」でどこまで便利に? 昼間に欧米・東南アジアへ直行便

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ANA篠辺社長「これまでの念願がかなった。大変感激」

JALの初便はロンドン行き。横断幕で見送った(左から2番目が植木義晴社長)
JALの初便はロンドン行き。横断幕で見送った(左から2番目が植木義晴社長)

   新たな昼間の発着枠を使って最初に出発したのは、ハノイ行きのNH857便。ほぼ満員の乗客208人を乗せて8時45分過ぎに出発した。ANAの篠辺修社長は、

「率直に言って『うれしい』の一言。羽田でこの規模というのは、ANAがひとつの空港で一番大きな規模になるということ。ある意味、これまでの念願がかなった。大変感激している」

と感慨深げだった。ただ、発着枠を多く獲得しただけでは必ずしも格差は解消されないとクギをさした。

「日頃から伊東(信一郎・ANAホールディングス社長)が言っているとおり、この規模で(格差が)変わるのかと言えば、そうではないと思う。そういう意味では、格差については、引き続き是正いただくように(国土交通省に)お願いしたいところ」

   対するJALの初便はロンドン行きのJL401便。11時20分頃、乗客179人を乗せて出発した。植木義晴社長は

「航空会社間の競争はますます激しくなっているが、それがお客様の利便性につながっていくと思っている」

と述べるにとどめた。

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