かつてのキヨスクが「自販機コーナー」と化す
市ケ谷駅の場合、改札を入る手前にキヨスクとNEWDAYSが向い合わせの場所にある。ホームに入ると、かつてはキヨスクが置かれていたようだが、現在は無人の「オートキヨスク」に姿を変えていた。飲料やスナック菓子、新聞の「自動販売機コーナー」と化している。
四ツ谷駅も事情はほぼ同じだ。総武線側のホームにオートキヨスクがあるものの、店員のサービスを受けられる店は見当たらない。ただ、いったん改札を出ると、駅構内に1店舗ずつキヨスクとNEWSDAYが営業していた。
品ぞろえや商品管理といった点から考えると、コンビニ型の売店が増えていっても利用者にとっては不便を感じないだろう。ただ、狭いスペースに新聞、雑誌から飲食物、マスク、雨傘にネクタイまでそろう「何でも屋」の雰囲気や、通勤ラッシュ時に殺到する客を鮮やかにさばく店員と、キヨスクの特徴に愛着を持つ人はある種の寂しさを感じるようだ。「全ての商品の値段を暗記し一瞬で暗算するキヨスク店員さんはどうなるんだろう」といった声が、ツイッターには寄せられている。