今後、地域で活躍するタウン誌などと連携を図っていく
このサービスでは、「地域の話題を、その地域に住む人に届ける」ことを第一目標としている。一方で立ち上げから約2か月、別の側面も見えてきたという。
たとえばある地方紙が配信した、地元の医療機関に関する記事をトピックスに取り上げたところ、フェイスブックなどのSNS上で大きな反響につながった。まさに「局所」レベルのニュースが全国的な共感を呼んだことは、ドコモ側にはちょっとした驚きだったという。
「これに限らず、実は各地域発の『日本を元気にする』ような話題が、地元の新聞には結構掲載されているんですよね。こうした記事を、現地の人たちだけではなく全国の読者にも紹介できる、っていうのは意義があるのではないかと考えています」
一方で、課題も浮かんできた。ある県で行った聞き取り調査では、「都道府県単位では『広すぎる』」との声が上がった。実際の行動範囲、商圏からすれば、それこそ天気予報の区分け並みのメッシュがほしい、というのだ。
また現在、提携メディアは地方紙を中心に、地方放送局など地域に拠点をおいている地域メディアで35媒体、このほか「Jタウンネット」などの地域情報サイトからも提供を受けるが、これもまだまだ拡大の余地があるという。今後、地域で活躍するタウン誌なども含め、より多くの地方メディアと連携を図っていく考えだ。