旭日旗を応援に使うこと、「禁じていない」
旭日旗についてはここ数年、韓国メディアが「日本の軍国主義の象徴」としてたびたび騒ぎ立て、2014年3月12日にもサッカー日本代表のユニフォームに施されたデザインが「旭日旗」であると報じ、「競技場での政治的意思表現を禁止する」という国際サッカー連盟(FIFA)の規定に反していると主張。また、浦和レッズの横断幕問題でも、テレビ朝日の報道ステーション(3月13日放送)が、横断幕の奥に見える旭日旗の存在を大きく取り上げている。旭日旗の使われ方が、場合によってはトラブルを誘発するきっかけになり得ることは考えられないわけではない。
ただ、これまでJリーグが旭日旗を使った応援に対して、処分を下したことはない。Jリーグはホームページで「Jリーグ共通観戦マナー&ルール」を公開しており、応援の横断幕や垂れ幕については、「人を傷つけることを目的とした横断幕や垂れ幕」を掲げることを禁じているが、旭日旗を応援に使うことは禁じていない。
アルビレックス新潟も、「応援マナーやルールについてはJリーグに準じています。応援旗をつくったサポーターの方とはまだ直接話をしていませんが、(問題となった応援旗が)ダメというわけではありませんし、サポーターとはこれからもコミュニケーションをとりながら、よりよいスタジアム運営に努めたいと考えています」と話している。