「国内世論向けにも厳しい表情を見せていたのだろう」
会見の席に一番先に登場したのは朴大統領だったが、一切安倍首相とは目線を合わさなかった。安倍首相が発言する際に、オバマ大統領、朴大統領の方に笑顔で顔を向けると、朴大統領は反対側に顔をそらしたように見えた。また、安倍首相が韓国語で挨拶した時は下を向いたままで固まった様子だった。記者会見冒頭に3人でカメラ撮影に応じた時も厳しい表情を崩さず、握手にも応じなかった。
ただ、14年3月26日放送のテレビ朝日「モーニングバード」によると、会見が終わってテレビカメラがいなくなってからは様子が変わり、3人で会談した時には安倍首相と視線を合わせたり、会談が終わり退出する際には握手を交わした、とも付け加えた。記者は、
「韓国では日米韓の会談を受けたとして朴大統領は批判されている。会談に応じることで歴史問題に免罪符を与えたという誤解を与えてはいけないため、国内世論向けにも厳しい表情を見せていたのだろう」
と解説していた。