虚構新聞ツイッターも釈明に追われる
記事が掲載されると、インターネット上では「これ朝日新聞デジタルに掲載して大丈夫なのか?」「朝日新聞、どうしちゃったの…」と困惑する声が相次いだ。「STAP細胞」の論文を巡る不正疑惑には、理化学研究所が2項目については不適切な取り扱いがあったと認めているが、悪意を持った改ざん・捏造という見方は否定している。現在も調査が続いている段階で小保方氏をこのように扱うことに、たとえフィクションだとしても違和感を持った人が少なくないようだ。
批判が相次いだのか、まもなくして記事は削除された。現在は「お探しの記事は見つかりませんでした」と表示されている。だが、削除前に「Web魚拓」が取られていたため、削除後も多くの目に触れている状況だ。「これは品性を疑うな。どんな人生を歩んだらこんなことができる人間になるんだろうか」「これはゲスいぞ。小保方問題をおもちゃにするのは目に余る」など、筆者の今井氏に対する批判に加え、「朝日がこれを載せちゃうのか…消すなら載せるな、載せるなら消すな案件」などと問題視する声もあがっている。
時事ネタを元にした嘘ニュースを配信しているサイト「虚構新聞」の記事と間違える人もいるようで、虚構新聞公式ツイッターアカウントは「現在お問い合わせいただいているウソうだん室:小保方さん、『大人AKB48』で歌手デビュー!は朝日新聞社のコラム記事であり、本紙記事ではありません。あらかじめご了承ください」と注意を促している。