三重県交番トイレの自殺ミステリー 外側から施錠してあったのに一体なぜ?

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無人だったときに外鍵を開けて中に侵入し、内鍵を掛けた?

   名張署に話を聞いてみたところ、このトイレはこれまでも様々な厄介ごとか起きる、「曰く付き」だったそうだ。身障者が使用できるバリアフリー仕様にして市民に開放してきたが、深夜に寝泊まりする人が現れたり、酔っ払いが入ってきて吐しゃ物を撒き散らしたりした。

   その対策として外鍵を掛けるようになり、「来客用」として使用許可を出してから貸すようになった。青山町駅前交番にはトイレが合計4つあり、2階に2つ、1階は署員用と「来客用」とあるが、署員は「来客用」を使用することはないのだそうだ。

   最近はこの「来客用」トイレを使用する人は殆どいないため掃除をする必要はなく、外鍵がかかっていることを確認するに留めてきた。ただしこの外鍵は一般家庭にあるような簡単なもので、コインを差し込んで捻ると空いてしまうという。自殺者は署員がパトロール中で無人だったときに外鍵を開けて中に侵入し、内鍵を掛けたものとみられる。内鍵を掛けると外鍵がかかった状態になるため、中に人がいることに全く気が付かなかった、ということらしい。気温が低いこともあって腐臭は殆どなかったそうだ。自殺者を発見した署員は激しく驚いたそうで、今後はこうしたことが起きないように注意を怠らないようにすると話している。

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