関西電力は、2014年4月1日から首都圏で電力の小売りを開始すると、3月18日に発表した。同社の100%子会社で、コージェネレーション(熱電併給)や顧客の省エネを進める関電エネルギーソリューションが運営する。当面は工場などの自家発電設備から電力を仕入れ、オフィスビルなど十数件に売電する。
首都圏に供給区域をまたいで電力を販売するのは、大手電力では中部電力に続いて2例目。電力会社間で電力を売買する卸電力取引所も活用し、電力を調達する。販売する電力量は公表していない。
関電として供給区域外の小売りは初めて。