2014年3月8日に南シナ海上で消息を絶った、マレーシアのクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便について、マレーシアのナジブ首相は3月15日の記者会見で、搭乗していた何者かが故意に通信装置を切って進路変更し、その後6時間以上飛行を続けていた可能性があると明かした。衛星データの分析の結果、同機がタイ北部からトルクメニスタン、カザフスタン国境の中央アジア方面か、インドネシアからインド洋南部のどちらかに向かった可能性があることもわかったという。
ナジブ首相は「あらゆる可能性を調べている」と述べ、ハイジャックされたおそれも視野に入れて調査を進めていることを示唆した。