早大博士論文、細胞画像までコピペ? 小保方晴子氏の疑惑発覚続く

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

真相解明までまだ時間がかかる可能性

   博士論文の数々の疑惑について、早大の広報課では、「まだ調査しており、個別にはお答えしていません」と取材に話した。これだけ重大な指摘があり論文は取り消されるのではないかと報じられているが、まだ何も決まっていないという。小保方晴子氏が論文を出した先進理工学研究科内で調査しており、結論を出すまでしばらく時間がかかると言っている。

   コピペが指摘されていることについて、早大の教育そのものにも疑問の目が向けられている。

   東大医科学研究所の上昌広特任教授は、ツイッターで、取材を何件か受けたと明かし、「私は早大博士課程の指導教員の責任が極めて重いとコメントしました。小保方さんがコピペしても、普通に指導すれば分かったはずです」と指摘した。また、京大理学研究科の佐々真一教授は、自らのブログで、「大学は第3者機関の調査を受けなければいけないと思う。そして、その結果は公にされるべきだし、問題のあった教員や責任者は処分を受けるべきだと思う」とまで言っている。

   一方で、STAP細胞は本当に見つかったのかを含めて、まだ研究そのものについては疑惑に留まっていることから、バッシング過熱について疑問視する向きも出ている。

   米MIT助教で現代アートを手がける「スプツニ子!」さんは、ツイッターで「わたしはSTAP細胞のことは落ち着いて見守ろうと思っている。もしなにか間違いがあっても、小保方さんたちが来年再来年、再実験できるよう皆で応援したら良いじゃない」と提案した。

   小保方氏が所属する理研では、2014年3月14日に会見して調査の中間報告をするとしており、そこで何らかの見方が示される可能性はある。とはいえ、STAP細胞などの追試の結果がそろう必要も指摘されており、真相解明までまだ時間がかかることもありそうだ。

1 2
姉妹サイト