東日本大震災の発生から丸3年が経った2014年3月11日、台湾の台北でも追悼行事が行われ、司法機関のトップにあたる頼浩敏(ライ・ハオミン)司法院長が日本語であいさつした。頼氏は東大への留学経験があり、政治学で修士号を得ている。
現地紙「聯合報」によると、頼氏は「テレビで被災地や被災者の姿を見るたびに心が痛む。もともと人類は、こんなに小さな存在だったのか」と震災を振り返った上で、
「日本国民はあれほど大きな災害に直面しながら秩序を保ち、略奪や暴動を起こさず、政府を信頼し、政府の指揮に従い、互いに励ましあった。このような日本人の道徳観は世界中に深い感銘を与えた。台湾人もよく見習わなければならない」
と日本人を称賛。
「日本と台湾は同じ環太平洋地震帯の上に位置しており、運命を共有している。もっとも親密な盟友でもある。台湾は永遠に日本のそばにあり、永遠に日本を支持する」
と述べた。