サッカーJ2の選手が試合後にサポーターから受け取ったタオルマフラーを身に着けてインタビューを受けたところ、他チームを批判する文字が入っていたというハプニングがあった。
何も知らずに身に着けてしまった選手に対してネットでは同情の声が広がっている。
タオルマフラーに「300% ANTI KASHIWA」の文字
2014年3月9日にジェフユナイテッド市原・千葉の公式サイトで詳細が発表された。ファジアーノ岡山と対戦したこの日、ミッドフィルダーの山中亮輔選手(20)がプロ初となるゴールを決めてMVPに選ばれた。山中選手は試合終了後にゴール裏席であいさつをした際、サポーターからタオルマフラーを渡され、「ジェフのタオルマフラーを渡された」と思って首にかけてその後のインタビューにも臨んでいた。
しかし、タオルマフラーには「300% ANTI KASHIWA」という文字が入っており、ジェフを応援するものではなかった。同じ千葉県を本拠地とするサッカーJ1のチーム・柏レイソルを批判する内容と見られる。
公式サイトでジェフユナイテッドは、山中選手が「そのような文字が書かれているとは全く思わず」に首にかけていたと説明し、「柏レイソルに対しても、そのような気持ちは全く持っていない」と強調した。
山中選手もチームを通じて
「クラブからその話を聞くまで、全く気が付いていませんでした。柏レイソルは、僕を育ててくれたクラブですし、大事なクラブですので、そのような気持ちは全くありません。もちろん今はジェフの一員として、チームの勝利に貢献できるよう、精一杯頑張りたいと思います」
というコメントを出した。山中選手は柏レイソルから期限付きで移籍に出された選手で、敵対関係にあるわけではない。