1月の経常赤字、ついに1兆円超え 過去最大

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   財務省が2014年3月10日に発表した1月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1兆5890億円の赤字だった。前年同月比では赤字額が1兆2406億円増えた。赤字額は前月(6386億円)の2.5倍に膨らみ、単月としては過去最大。初めて1兆円の大台を超えた。

   輸出から輸入を差し引いた貿易収支の赤字額が1兆384億円増えて2兆3454億円に達した。輸出は自動車や化学製品が好調で、11か月連続で増加。前年同月比16.7%、7902億円増の5兆5167億円となった。

   しかし、輸入は原油や液化天然ガス(LNG)などの燃料や半導体電子部品などが引き続き拡大。円安加速もあって、前年同月比では30.3%、1兆8286億円も増えて7兆8620億円となり、輸出の伸びを大きく上回った。増加は15か月連続。

   海外法人からの配当などの投資収益(第1次所得収支)は、黒字額が1063億円拡大して1兆3374億円の黒字だった。

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