2014年2月5日にツイッターでぬるっとデビューし、その9日後には立体化も果たした、J-CASTニュースのイメージキャラクター「カス丸」。普段はカス丸を「零細プロジェクト」として扱い、冷たい視線を投げかけているボスから、何と「デビュー祝い」として「全国百貨店共通商品券」5000円分がプレゼントされた!
「きゃすぅ~!珍しくボスが優しいじぇい☆何買おっきゃすな~、財布かな、カバンかなっ♪」
うきうきするカス丸の後頭部を小突き、ボスが一言。
「何言ってんだ。会社がお前をデビューさせてやったんだ。今すぐ会社のためになるもん買って来い」
穏やかな微笑みに戦慄したカス丸、「きゃすすすすすぅぅぅ~!」という謎の叫びを残し、会社を飛び出したのであった…。
「食品フロア」の文字に釘付け
カス丸がたどり着いたのは松屋銀座店。14年5月に開店88周年を迎える、東京・銀座を代表する老舗百貨店だ。
きらびやかな店内にテンションは上がるも、安月給のカス丸にとってはいかんせん慣れない場所だ。どの売り場にどんな商品があるのかも見当がつかず、「会社のためになるもんって何きゃすか…」と、フロアマップの前で途方に暮れてしまった。
うなだれるカス丸の目に、ある文字が飛び込んできた。B1階、B2階の「食品」フロアだ。
「食品…!」見慣れた(しかも大好きな)単語を目にした安心感から気がゆるんでしまったのだろう。「ちょ、ちょっと立ち寄ってみるだけなら、問題ないきゃすよな!」そう自分に言い聞かせ、カス丸は下りエスカレーターに飛び乗った。