「R-1」審査基準めぐり議論 「視聴者投票なんかやめちまえよ」の声も

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   ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2014」が2014年3月4日に行われ、やまもとまさみさん(40)が優勝した。

   今回のやまもとさんの優勝に異議を唱える人は少ないが、視聴者から好評だったスギちゃんが落選するなど、審査基準に不満を漏らす人もいて議論になっている。

視聴者と審査員で好きなネタがかい離

   「R-1ぐらんぷり」は2002年から始まった吉本興業主催のコンテストで、12回目の開催となった今回は過去最高の3715人がエントリーした。「アルバイトの留学生に変な日本語を教えるな」と、飲食店の店長が訴えるコントでやまもとさんは優勝した。最終決戦では審査員の桂文枝さんや板尾創路さん、関根勤さんら審査員全員と、テレビリモコンによる視聴者からの票も得て圧勝だった。これについてネットで異議は少ない。

   ただし、最終決戦までの過程について不満の声が出ている。放送作家の吉村智樹さんはツイッターで、

「予選審査員の放送作家が好きなネタ、本選審査をする芸人さんが好きなネタ、視聴者が好きなネタ、ぜんぶが乖離しまくってすごいことになってるなR-1」

   と書き込んだ。

   たとえば最終決戦前のトーナメントで、審査員とお茶の間で評価が真っ二つになった。スティーブ・ジョブズのモノマネをしたレイザーラモンRGについて、芸人らで構成される審査員は高く評価して計11ポイントを与えたが、視聴者からのポイントは0だった。一方で、スギちゃんは視聴者から多くのポイントを得たが、審査員からはまったく票が入らなかった。

   ネットでは一般視聴者から、

「R-1の初めの4組、スギちゃんは超面白くて他の3組はクスリともしなかった。視聴者投票でもスギちゃんがダントツ。なのに、審査員投票だとスギちゃんには1票も入らず。 こんなんじゃあ、視聴者投票なんかやめちまえよ」
「視聴者投票では全く票が入らなかったレイザーラモンRGに負けて、(スギちゃんが)予選落ちした。こういうふうに視聴者の意見を全く聞かないのだから、そら、視聴率も落ちるわ」

   という意見が出ている。

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