甘利明経済再生担当相は、経常収支に関して、「赤字に転じたら危険信号であり、黒字である方がいいことは間違いない」との認識を示した。2014年3月3日午後の参議院予算委員会で、自民党の伊達忠一委員の質問に答えた。
甘利経済再生相は、貿易赤字が続いていることにはさまざまな理由があるとしたうえで、「経常収支が赤字になると危険信号だ。国内の財政資金を海外に依存しなければならない。国債の評価に影響してくる」と指摘。「政府は財政再建の見通しを示すことで国債の信頼が揺るがないように対処するが、経常収支は黒字であるほうがいいことは間違いない」と述べた。