電機メーカーは「2極化」が進む
国内の乗用車メーカー8社の中で三菱自動車とダイハツ工業はトップ30入りを逃した。
自動車メーカーと並んで、日本の輸出産業を支えてきた電機メーカーは「2極化」が進んでいるようだ。ブランド価値はシャープが前年比22%下げ、ニンテンドーも14%低下。4位のソニーも8%低下した。パナソニックは1%増と微増だが、前年の6位から7位に低下。一方、業績好調の日立は「世界17の国と地域でグローバル統一ブランドキャンペーンを展開している」ことが評価され、ブランド価値が36%上昇、20位から19位に浮上した。再建中のオリンパスも圏外から30位に返り咲くなど、「復調傾向のブランドもいくつか出始めている」という。
自動車、電機メーカー以外では、資生堂(13位)、「アシックス」(18位)、「味の素」(25位)、「キッコーマン」(29位)などがトップ30入りし、「自動車や家電以外の日本のブランドがグローバル市場で存在感を示している」と評価されており、今後の活躍が楽しみだ。