菅義偉官房長官は2014年2月28日午後の定例会見で、いわゆる従軍慰安婦の連行に関する強制性を認めたとされる1993年の河野談話について、
「(談話の根拠となった)慰安婦の聞き取り調査は非公開を前提に行っており、日本政府は約束は守るべき。ただ、(談話発表前の日韓政府間の)すり合わせとか、そうしたものについては実際あったかどうかについて、検証することが大事」
と述べ、検証作業を進める考えを改めて強調した。
「元慰安婦の方の証言の信ぴょう性に踏み込む考えはあるのか」
との問いには
「ある意味で当たり前のこと」
と答えた。
菅氏はこれに先立つ衆院予算委員会で、政府の中に検討チームを立ち上げる考えを明らかにしていた。