ジャーナリスト青木理氏へのラブコールも
内容は食事や外部交通といった拘置所内での話が中心。ユーモアを織り交ぜながら、死刑判決を受けた人物とは思えないほど穏やかな調子で書かれている。中でも目立つのは、支援してくれる男性たちの話だ。たとえば、2月16日に公開された記事では、自身が世話になった9人の男性弁護士に触れたうえで、「私の人生は、ずっと男性に支えられてきました」と書いている。
ブログを管理しているのも、木嶋被告が「おじさま」と呼ぶ男性だ。「お鮨好きのおじさまは、私の原稿をパソコンで打ち込むのが面倒で、お金を払って人に頼んでるの。私そのものがエンターテインメントだから文句言わない。彼は、お金払ってワハハーって笑ってる。私は、こういう人が好き」と紹介している。ちなみに恋愛関係にはないらしい。
他に「男性達からの毛布とタオルケット」、「たくさんの記念切手に『可愛い切手をお贈りしたく』と書かれた一筆箋を添えて送ってくれた彼」など木嶋被告に寄り添う男性たちがさりげなく登場しているのも印象的だ。また、以前から「敬服」しているというジャーナリストの青木理氏については「あのルックスで取材に来られたら、ドキドキしちゃうだろうなぁ」と書き、青木氏が木嶋被告と比べられることの多い鳥取連続不審死事件の上田美由紀被告を取材したことに「嫉妬心」をあらわにしていた。