中国・人民元がドルなどのほかの通貨に対して値下がりしている。2014年2月26日には約7か月ぶりの元安ドル高水準にまで下がった。人民元の値上がりを見込んで海外の投資マネーが流れ込んできたため、中央銀行の中国人民銀行がこの動きを抑えようと人民元安に誘導している可能性がある、との見方がある。
中国人民銀行が1日1回決めている人民元の基準値は、2月18日からの7営業日のうち6営業日で前日より下がった。2月26日の基準値は約2か月ぶりの人民元安ドル高水準となる1ドル6.1192元に達したため、市場でも一時は昨年7月30日以来の人民元安ドル高水準となる1ドル6.134元をつけた。