「活版印刷」の起源巡り再びバトル
もちろん韓国側も黙っていない。24日には朝鮮日報(日本版)が、ショートトラック女子1000メートル決勝の「問題行為」を伝えている。中国の范可新選手が、リードしていた韓国のパク・スンヒ選手の両手をつかもうとして体が触れたようにみえたが、失格扱いにならず銀メダルを手にしたと指摘し、批判が噴出していると報じた。実際、YouTubeには検証動画が投稿され「恥を知れ!」「中国チームはこの程度ってことだよ」などと韓国人からバッシングが寄せられている。
「言い争い」は最後の最後まで続いた。閉会式で次回の冬季五輪開催地である韓国・平昌のPR映像が流れると、これが新たな火種となってしまった。映像の中で、「活版印刷」の紹介が含まれていたことから、「微博」上で指摘され「中国文化のパクリではないか」と批判の声が相次いだ。これに対し、韓国のニュースサイト「wikitree」が現存する最古の活字印刷は1239年に印刷された「南明泉和尚頌証道歌」だとして韓国起源を強調。当然ながら、中国ネットユーザーのさらなる怒りを買うこととなり、「長期戦」にもつれ込んだ。
現在、日本をはじめとする各国では、連日に及んだ熱狂から徐々に落ち着きを取り戻しつつあるが、中国と韓国のネットユーザーは未だ五輪の尾を引きずり、不穏な空気が漂っている。