延長・拡充される低利融資制度は2種類
延長・拡充される低利融資制度には2種類あり、いずれも金利は年0.1%で融資期間は4年。一つは環境、エネルギー、医療など成長分野に融資した金融機関に対するもので、通常融資枠3.5兆円を7兆円に倍増。1金融機関あたりの限度は1500億円だったが、既に使い切った銀行もあるため、これを1兆円に増やす。
もう一方は、分野を問わず貸出残高が増えた分が対象。従来は増えた分が限度だったが、増えた分の2倍に拡大する。衆院経済産業委員会に2月21日に呼ばれた日銀の雨宮正佳理事(金融政策などを担当)は「2倍」への拡充について、「国内総生産(GDP)を押し上げ期待する」と述べた。
低利融資制度の「倍増」が株式市場に伝わったのは2月18日の午後0時28分ごろ。昼休みが終わり、0時30分からの午後の取引が始まる直前だ。